治療の進め方



初診相談(カウンセリング)

まず歯並びを見せていただき患者さんの希望や心配な点をお聞きします。そして治療方法、期間、費用のアウトラインをお話します。



精密検査

歯型模型、歯と顎のレントゲン検査、口腔と顔面の写真検査を行います。状態によっては顎関節の精密検査を追加する場合もあります。

診断説明

精密検査の結果をもとに不正咬合の状態を詳しくお知らせします。ついで治療方法や期間についてインフォームチョイス(この言葉の意味は下記の治療方針をご覧下さい)に基づいて相談します。治療のご意志を確認して、最後にお支払い方法をご相談します。

歯みがき指導

治療に先だって歯みがき指導を行います。固定式装置が入った時には装置に合わせた指導も行います。また、すべての患者さんに自分でできるフッ素塗布をご指導します。

矯正治療

小さなお子様には「何のための装置で何に気をつけたらいいのか」からお伝えします。3~5週間に1回の通院になりますが、装置が壊れたり、不快な事があればいつでも受診して下さい。この場合はもちろん無料です。

保定(アフターケア)

さあ、装置がはずれてキレイになりました。でもきれいな歯並びを安定させるためのアフターケアが必要です。後戻り防止の装置を入れて3~6ヶ月に1回、検診のつもりで来院して下さい。

終了イメージ

私の治療方針



インフォームドチョイス

診断時にいくつかの治療方法を提示し、ご相談しながら治療方法を決めていきます。例えば、歯を抜いて治療するとこうなり、抜かないで治療するとこうなりますと実際の例をお見せしながらご相談します。このような方法をインフォームドチョイス-十分な医学的情報をもとに患者自らが治療方法を選択する-と呼び、インフォームドコンセント(十分な説明のもとでの合意)をよりすすめた考え方とされています。

お支払いは検査、診断を終えてから

「初診相談だけでは十分に理解できない。検査結果を聞き治療方針を納得してから治療したい」とおっしゃる方が多くいらっしゃいます。本院では検査・診断だけで数万円の料金を戴くことはありません。基本料の中にすべての検査・診断料を含み、診断後のお支払いとなります。つまり診断を終え十分に理解されてから治療もお支払いもスタートするシステムをとっています(検査、診断時には5,000円ずつの管理料を頂戴します)。

できるだけ歯を抜かない、ヘッドギアを使わない治療

積極的に顎を大きくしたり、後述する矯正用アンカースクリューや、奥歯を動かすのにペンデュラムと呼ばれる新しい装置を使うことによって、従来と比べて歯を抜くことをずっと少なくしています。同時にヘッドギア(矯正をした人はよく知ってるよね)はできるだけ使いません。

ペンデュラム ヘッドギア
▲ペンデュラム ▲ヘッドギア

でも歯を抜いた方がキレイになる場合もあります

上記の方針とは一見矛盾するようですが、顎の成長が期待できない成人の方あるいは歯を抜いた方がお顔だちがキレイになる患者さんの場合には、抜歯治療をお勧めします。ただしこの場合でも十分な説明と選択、つまりインフォームドチョイスは怠りません。

消毒

ピンセットやデンタルミラーの消毒はオートクレーブ(加圧滅菌法、大学病院と同じ)を使用し、矯正器具は消毒効果の高いスーパーオキシドイオンO2-を用いたシステムで完全を期しています。また噴水式うがい器を設備しコップは使用しないので清潔です。

歯科矯正用アンカースクリューを用いた矯正治療

歯科矯正用アンカースクリューを用いた矯正治療も取り入れています。これは小さく特殊なネジを歯槽骨に入れ、これを土台にして歯を動かす方法です。この方法により、精度の高い治療結果を得ることができます。

インプラント矯正の装置 インプラント矯正の装置
 

見えにくい矯正

装置が目立つために治療をためらっていらっしゃる方に適した治療法です。従来の装置と違って、歯の裏側に装置をつけるのでほとんど見えません。それこそ誰にも気づかれずに”いつのまにか”キレイになる事ができます。装置は患者さんごとに特別の調整が必要です。そのため料金は高くなります。詳しくは相談時におたずね下さい。

見えない矯正の装置 外からは見えません
▲見えにくい矯正の装置 ▲外からはほとんど見えません



Q&A

「歯並びの矯正」ってどんなこと?

乱ぐい歯(でこぼこした歯並び)、出っ歯、受け口などの悪い歯並びを矯正装置をつけて無理なく自然に動かして、きれいな歯並びと正しい噛み合わせを得ることです。

歯並びが悪いとどうなるの?

歯並びが悪いと虫歯や歯肉の病気にかかりやすく、発声が不明瞭であったり、食べ物をよく噛めなかったりします。また、歯並びの悪さが劣等感につながるといった精神的な面も見逃せません。

治療はどうやってするの?

治療には、とりはずしのできる装置や口の中に入ったままの固定式装置など色々使用します。各々の歯に小さな装具をはりつけて細いワイヤーで歯を動かす装置もあります。月に1~2回、これらの装置を調節します。

痛くないの?

歯を動かすために非常に弱い力を加えますので、数日間歯が浮いたように感じることがあります。しかし虫歯のような強い痛みではありません。歯の浮いた感じは歯が動いているサインですから心配いりません。

いつ頃始めればいいの?

歯並びの状態によって全く変わってきます。気がついたら早めに相談し、適切な時期に治療を開始されることをお勧めします。

大人でもなおりますか?

これまで矯正治療は子供だけのものと思われてきましたが、近年の治療技術の著しい進歩によって、大人になっても十分可能です。当院でもたくさんの大人の方が大変良い結果を得ていらっしゃいます。

装置はめだたない?

めだちにくい装置〈白い装置や歯の内側につける装置〉が開発されています。症状にもよりますが、心配せずに一度ご相談ください。